苦手は禁止!関係代名詞をマスターしよう!

関係代名詞
関係代名詞
🔗 関係代名詞とは
「〜する○○」のように名詞を説明するときに、英語では関係代名詞を使って、名詞の後ろから説明を加えるよ。説明される名詞のことを「先行詞」というんだ。
関係代名詞は「2つの文を関係づけてくっつける代名詞」だよ。「ある文とそれを説明する文が関係代名詞によって1つの文になる」と考えるとわかりやすいんだ。
2つの文が1つになる 文1:She has a coworker. 彼女にはどこか協力的な 同僚がいます。 + 文2:The coworker is very cooperative. その同僚はとても 協力的です。 くっつける! 関係代名詞でくっついた文 She has a coworker who is very cooperative. She (彼女) coworker (同僚) has (持っている) 彼女にはとても協力的な同僚がいます。
💡 ポイント:
上の例文のように、関係代名詞がつくるカタマリ(「関係代名詞節」と呼ばれます)の中で主語の役割をしている関係代名詞を「主格の関係代名詞」というよ。先行詞が「人」の場合はwhoを使うんだ。先行詞が「人以外」の場合はwhichを使うよ。
📊 関係代名詞の種類
先行詞が「人」か「人以外」か、また文の中での役割が何かによって、関係代名詞を使い分けるよ。
主格
(直後に動詞)
目的格
(直後に主語+動詞)
所有格
(直後に冠詞のない名詞)
who whom [who] whose
人以外 which which whose
両方可 that that
💡 動詞の形は先行詞に合わせて変化するよ:
また、関係代名詞のあとには、動詞のほかに助動詞がくることもあるんだ。
👤 主格の関係代名詞
【主格・人】who She has a coworker who is very cooperative. She (彼女) coworker who is cooperative 彼女にはとても協力的な同僚がいます。 先行詞「人」→ who(直後に動詞 is) 【主格・人以外】which They work for a company which sells mobile phones. They (彼ら) company which sells phones 彼らは携帯電話を売っている会社に勤めています。 先行詞「人以外」→ which(直後に動詞 sells)
🎯 目的格の関係代名詞
関係代名詞のあとに〈主語 + 動詞 〜〉を続けて、先行詞を説明することもあるよ。この場合、関係代名詞は目的格の役割をしているんだ。
目的格の関係代名詞(省略可能) Mr. Liu got the invoice. Mastpoll store sent the invoice yesterday. リュウ氏は請求書を受け取りました。マストポールストアがその請求書を昨日送りました。 ↓ 2つの文をくっつける Mr. Liu got the invoice which Mastpoll store sent yesterday. the invoice (請求書) 目的格 which(直後に主語 Mastpoll store + 動詞 sent) Mr. Liu got the invoice Mastpoll store sent yesterday. 目的格の関係代名詞は省略できる! リュウ氏はマストポールストアが昨日送った請求書を受け取りました。 目的格の見分け方 主格:関係代名詞の直後に動詞 例:a coworker who is cooperative 目的格:関係代名詞の直後に主語+動詞 例:the invoice which Mastpoll store sent
⚠️ 重要!目的格の関係代名詞

目的格の関係代名詞は省略することができるよ!省略しても意味のちがいはないんだ。先行詞が「人」の場合はwhom [who]を使うけど、先行詞が「人以外」の場合はwhichを使うよ。
🏠 所有格の関係代名詞 whose
関係代名詞whoseも名詞を後ろから説明するカタマリをつくるよ。whoseは「〜の○○」という所有の意味を表すんだ。
所有格の関係代名詞 whose Mr. Onuki runs a furniture company. Its main office is in Paris. オオヌキ氏はパリに本社のある家具会社を経営しています。 ↓ 2つの文をくっつける Mr. Onuki runs a furniture company whose main office is in Paris. furniture company (whose main office is in Paris) whose = Its(その会社の) 所有格 whose の使い方 • whose の後ろ:必ず名詞が続く • 先行詞:「人」でも「人以外」でも whose を使う • 意味:「〜の○○」という所有関係を表す
💡 ポイント:
whoseのあとには必ず名詞が続くよ!その名詞には、a [an]、the などの冠詞や my、her などの所有格はつきません。
🌟 関係代名詞 what
このほかに、先行詞を含んだ関係代名詞 whatがあるよ。the thing(s) whichを1語で表したのがwhatだと考えるとわかりやすいんだ。
📝 what の例文
We understand what we have to do right now.
私たちは今何をしなければならないことを理解しています。

※ what = the thing(s) which(先行詞を必要とせず、whatだけで名詞のカタマリをつくる)
💡 ポイント:
whatは先行詞を含んでいるので、先行詞は不要だよ。「〜すること」「〜するもの」という意味になるんだ。
✍️ ライティングで使えるコツ
📖 実践的な使い方
関係代名詞を使うメリット:

① 文を短くできる
2つの文を1つにまとめられるよ!

② 詳しく説明できる
名詞に詳しい情報を加えられるよ!

③ 表現が豊かになる
より洗練された英文が書けるよ!
📝 ライティング例文
【① 文を短くする】

2文:I have a friend. She lives in Tokyo.
1文:I have a friend who lives in Tokyo.
私には東京に住んでいる友人がいます。
【② 詳しく説明する】

I read the book which you recommended.
私はあなたが勧めてくれた本を読みました。

She is a teacher whose classes are very popular.
彼女は授業がとても人気のある先生です。
【③ エッセイで使う】

People who live in big cities often face stress.
大都市に住む人々はよくストレスに直面します。

Technology which makes our lives easier is important.
私たちの生活を楽にする技術は重要です。
💡 よく使う関係代名詞のパターン
【人を説明するとき】
• people who … (…する人々)
• a person who … (…する人)
• someone who … (…する誰か)

【物・事を説明するとき】
• a book which … (…する本)
• things which … (…するもの)
• a way which … (…する方法)

【目的格を省略する】
• the book (which) I read (私が読んだ本)
• the person (whom) I met (私が会った人)
💡 まとめ:
主格:who/which/that(直後に動詞)
目的格:whom/which/that(直後に主語+動詞)→ 省略可能
所有格:whose(直後に名詞)
what:先行詞を含む(the thing(s) which)
• ライティングで積極的に使って表現を豊かにしよう!