必ず理解!!受動態[PC/タブレット閲覧推奨]

受動態とは
受動態とは
🔄 受動態の基本
「業績が部長によって発表されます」というように、主語が動作の影響を受けることを表す表現を受動態というよ。受動態は「受け身」とも呼ばれるんだ。
受動態をつくることができるのは、後ろに目的語を置く他動詞のみだよ。また、「部長が業績を発表します」のような主語の動作を表す文能動態というんだ。
主語(S)+ be動詞 + 過去分詞
動作主を表す場合:by + 名詞
受動態の仕組み 【能動態】動作をする側が主語 A lot of customers purchase our computer たくさんのお客様が私たちのコンピュータを購入します。 変換 【受動態】動作を受ける側が主語 Our computer is purchased by customers 私たちのコンピュータはたくさんのお客様によって購入されます。
💡 ポイント:
話の焦点を、動作をした側に当てる場合は能動態で、動作の影響を受けた側に当てる場合は受動態を使うのが自然だよ。つまり、能動態を受動態にすることで文の主役を変えることができるんだ!
✏️ 受動態の作り方
能動態から受動態への変換方法を、具体例を使って見ていこう!
事例1:会計士がデータを修正する 能動態 The accountant corrected the sales data その会計士が売上データを修正しました。 受動態 The sales data was corrected by the accountant 売上データはその会計士によって修正されました。 事例2:クライアントが会議を延期する 能動態 Our client postponed the meeting. 受動態 The meeting was postponed. (by省略可能) 会議は延期されました。 「だれがするのか」がわからない場合や言う必要のない場合には、〈by + 名詞〉を省略できるよ!
⚠️ 重要!be動詞の時制に注意

能動態を使うと、主語に動作主を置くので、「だれがするのか」がはっきりわかるよ。
「だれがするのか」がわからない場合や言う必要のない場合には、〈by + 名詞〉を省略した受動態を使うんだ!
❓ 否定文と疑問文
受動態の否定文と疑問文の作り方は、be動詞の文と同じだよ!
否定文 be動詞の後ろにnotを入れる The book is not written in English. その本は英語で書かれていません。 (短縮形:isn’t) 疑問文 be動詞と主語を入れかえる Is the book written in English? その本は英語で書かれていますか? 答え方:Yes, it is. / No, it isn’t. 時制による変化 現在:This computer is used by many people. このコンピュータは多くの人に使われています。 過去:This computer was used by many people. このコンピュータは多くの人に使われました。
💡 be動詞の文と同じ作り方:
否定文:be動詞の後ろにnotを入れる
疑問文:be動詞と主語を入れかえる
時制:be動詞を変化させる(is/am/are → 現在、was/were → 過去)
🌟 いろいろな受動態
① 助動詞を含む受動態 This problem can be solved easily. この問題は簡単に解決できます。 形:助動詞 + be + 過去分詞 ② 進行形の受動態 The bridge is being built now. その橋は今建設されています。 形:be動詞 + being + 過去分詞 ③ 完了形の受動態 The book has been read by millions. その本は数百万人に読まれています。 形:have/has + been + 過去分詞 ④ by以外の前置詞を使う受動態 I am interested in Japanese culture. She is satisfied with the result. He is known to everyone. 動詞と特定の前置詞がセットになっている表現もあるよ!
✍️ ライティングで使えるコツ
📖 実践的な使い方
受動態を使うメリット:

① 焦点を変えられる
動作を受ける側を強調したいときに便利だよ!

② 動作主を隠せる
「誰が」を言いたくない・わからないときに使えるよ!

③ フォーマルな文章
レポートや説明文では受動態の方が適切な場合が多いよ!
📝 ライティング例文
【① 焦点を変える】

能動態:J.K. Rowling wrote Harry Potter.
受動態:Harry Potter was written by J.K. Rowling.
(ハリー・ポッターの方を強調したいとき)
【② 動作主を省略する】

English is spoken in many countries.
英語は多くの国で話されています。
(誰が話すかは重要ではない)
【③ レポート・説明文で使う】

The experiment was conducted in the laboratory.
実験は研究室で行われました。

The data was analyzed using computer software.
データはコンピュータソフトウェアを使って分析されました。
💡 よく使う受動態表現
【一般的な事実】
• … is made of/from … (…で作られている)
• … is known as/for … (…として/…で知られている)
• … is located in … (…に位置している)

【感情・状態】
• I am interested in … (…に興味がある)
• I am surprised at … (…に驚いている)
• I am satisfied with … (…に満足している)

【レポート・論文】
• It is believed that … (…と信じられている)
• It is said that … (…と言われている)
• … can be seen in … (…で見ることができる)
💡 まとめ:
:主語 + be動詞 + 過去分詞 (+ by + 名詞)
否定文:be動詞の後ろにnot
疑問文:be動詞と主語を入れかえ
使い分け:焦点を変える、動作主を省略、フォーマルな文章
• ライティングで受動態を使って表現の幅を広げよう!